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教皇フランシスコ 2023年12月10日のお告げの祈り 教皇フランシスコ 2023年12月10日のお告げの祈り 

教皇「平和への具体的な歩みを可能に」

教皇フランシスコは、間もなく閉会を迎えるCOP28の作業の実りを願うと共に、戦争に苦しむすべての人々のため、平和の歩みを忍耐強く祈るよう招かれた。

 教皇フランシスコは、12月10日(日)の正午の祈りで、12日に閉会するドバイでの国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)に触れられた。

 教皇は、この会議が「わたしたちが共に住む家」とそこに暮らす人たちのために、良い結果をもたらすように祈ってほしいと、信者らに願われた。

 また、教皇は、戦争のために苦しむ人々のために祈り続けるように招かれた。

 降誕祭が近づく中、神の助けをもって、平和への具体的な歩みは可能だろうか、と教皇は問いつつ、ある種の紛争には深い歴史的な背景があるため、平和への道のりは決して容易ではないが、平和的共存のために賢明さと忍耐をもって働いた人々の証しをも忘れないようにと指摘。

 これらの人々の模範に倣い、紛争の原因と向き合い、それをとり除くために、あらゆる努力を惜しまぬよう教皇は励まされた。

 教皇は「世界人権宣言」採択75周年を機会に、市民、病院、宗教施設の保護、人質の解放、人道支援の保証を改めて訴えられた。

 そして最後に、苦しむウクライナ、パレスチナ、イスラエルのために祈ることを忘れないで欲しい、と呼びかけられた。

 

10 12月 2023, 17:47

お告げの祈り(アンジェルスの祈り)は、神の御子の受肉の永遠の神秘を思い起こす祈りです。この祈りは、朝の6時、正午、夕方18時頃の3回唱えられ、その時には、お告げの鐘が鳴らされます。アンジェルスの祈りと呼ばれるのは、ラテン語におけるこの祈りの冒頭の部分、– Angelus Domini nuntiavit Mariae – から採られています。この祈りは、イエス・キリストの受肉について語る3つの簡潔な本文と、3回のアヴェ・マリアの祈りからなります。お告げの祈りは、教皇によって、バチカンの聖ペトロ広場で、日曜日とカトリック典礼暦の祭日の正午に唱えられます。祈りの前に、教皇はその日の聖書朗読箇所などを観想する短い説教を行います、祈りの後には、巡礼者たちへの挨拶が続きます。
復活祭から聖霊降臨までは、お告げの祈りの代わりにアレルヤの祈りが唱えられます。これはイエス・キリストの復活を思い起こす祈りで、祈りの終わりには栄唱(グロリア)を3回唱えます。

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