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教皇フランシスコ  2024年4月14日のレジーナ・チェリの祈りで 教皇フランシスコ  2024年4月14日のレジーナ・チェリの祈りで  (VATICAN MEDIA Divisione Foto)

教皇、中東における暴力の連鎖を憂慮

教皇フランシスコは、イスラエルへのイランの攻撃のニュースに、中東における暴力の連鎖を憂慮された。

 教皇フランシスコは、4月14日(日)正午の祈りの集いで、緊張が高まる中東の状況を憂慮され、平和のために祈られた。

 教皇は、イランの攻撃によるイスラエル情勢の深刻化のニュースを、祈りのうちに懸念と悲しみをもって追っていると話され、暴力の連鎖を生み、中東をより大きな武力紛争に巻き込みかねないあらゆる行動を停止するようアピールされた。

 他者の存在を誰かが脅かすことはあってはならない、と述べた教皇は、これに対し、すべての国は平和の側につき、イスラエルとパレスチナの人々が安全のうちに隣り合う2国家の中に暮らせるように助けるべきと願われた。そして、それは人々の彼らの深い正当な熱望であると話された。

 教皇は、ガザでの停戦にすみやかに到達し、決意をもって和平の道を歩めるようにと祈られた。

 また、人道的大災害に陥った人々への援助と、拉致された人質の即時解放を改めて訴えられた。

 人々の苦悩を思い、平和のために祈るように招く教皇は、「戦争、攻撃、暴力はもうたくさんです。対話にイエスを、平和にイエスを!」と呼びかけられた。

14 4月 2024, 18:55

レジーナ・チェリの祈りとは?

レジーナ・チェリ(アレルヤの祈り)は、4つの聖母の交唱(アンティフォナ)のうちの一つです。(この他の聖母のための交唱には、アルマ・レデンプトリス・マーテル、アヴェ・レジーナ・チェロールム、そして、サルヴェ・レジーナがあります。)

教皇ベネディクト14世は、1742年、これを復活節の間、すなわち復活の主日から聖霊降臨までの期間、お告げの祈り(アンジェルスの祈り)の代わりに、死に対する勝利のしるしとして起立して唱えるようにと定めました。

お告げの祈りと同様に、早朝、正午、夕方と、一日3回唱え、その一日を神とマリアに捧げます。

この古いアンティフォナは、伝承によれば、4世紀、または10世紀にさかのぼります。その普及については、13世紀半ばから記録され、フランシスコ会の聖務日課に挿入されたことが知られています。これは、4つの短い詩句からなり、それぞれがアレルヤで終わります。これは、信者が天の元后マリアに向けて、キリストの復活を共に喜ぶ祈りです。

教皇フランシスコは、2015年4月6日、復活祭翌日のレジーナ・チェリの祈りにおいて、この祈りを唱える際の心掛けについて語っています。

「わたしたちはマリアに向かって、お喜びくださいと言います。なぜなら聖母に宿られた方は、おことばどおりに復活されたからです。そして、わたしたちは、聖母の取り次ぎを願うのです。実際、わたしたちの喜びは、聖母の喜びを反映するものです。マリアは御子イエスの死と復活の出来事の静かな証し人です。
母の喜びを自分のものとする、子らの喜びをもって、この祈りを唱えましょう。」

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