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ハマスによるロケット弾攻撃を受けたイスラエル中部アシュケロン 2023年10月7日 ハマスによるロケット弾攻撃を受けたイスラエル中部アシュケロン 2023年10月7日  (AFP or licensors)

教皇「テロと戦争がもたらすのは死と苦しみだけ」

教皇フランシスコは、突然の残忍な暴力に見舞われ多くの死傷者を出したイスラエルの状況に憂慮と悲しみを表し、テロリズムと戦争は無実の人々の死と苦しみ以外何ももたらさないと呼びかけると共に、イスラエルとパレスチナ間の平和を祈られた。

 教皇フランシスコは、10月8日(日)の正午の祈りで、イスラエルを襲った暴力と、これにより急激に高まったイスラエルとパレスチナ間の緊張に憂慮を示された。

 この集いで教皇は、勃発した残忍な暴力により数百人の死者と負傷者を出したイスラエルの状況に触れ、深い心痛を表された。

 教皇は犠牲者の遺族に精神的に寄り添うと共に、亡くなった方々、また今恐怖と不安の中にあるすべての人々のために祈られた。

 「攻撃を止め、武器を収め、テロリズムと戦争は何の解決もたらさず、ただそこにあるのは多くの無実の人々の死と苦しみだけであることを知って欲しい。」

 「戦争とは一つの敗北である。すべての戦争は敗北である。」

 このように話した教皇は、イスラエルとパレスチナ間の平和を祈るよう、すべての人を招かれた。

 また、カトリック教会の伝統として、10月は宣教とロザリオの祈りに捧げられていることに言及しつつ、教皇は、「戦争と紛争によって傷つけられた世界の多くの国々に平和の賜物があるよう、ロザリオの祈りを通して聖母の取り次ぎを絶えず祈り続けよう」とアピールされた。

 そして、教皇は、日々苦しみを生きているウクライナの人々を忘れないようにと、信者らに呼びかけられた。

 

08 10月 2023, 14:06

お告げの祈り(アンジェルスの祈り)は、神の御子の受肉の永遠の神秘を思い起こす祈りです。この祈りは、朝の6時、正午、夕方18時頃の3回唱えられ、その時には、お告げの鐘が鳴らされます。アンジェルスの祈りと呼ばれるのは、ラテン語におけるこの祈りの冒頭の部分、– Angelus Domini nuntiavit Mariae – から採られています。この祈りは、イエス・キリストの受肉について語る3つの簡潔な本文と、3回のアヴェ・マリアの祈りからなります。お告げの祈りは、教皇によって、バチカンの聖ペトロ広場で、日曜日とカトリック典礼暦の祭日の正午に唱えられます。祈りの前に、教皇はその日の聖書朗読箇所などを観想する短い説教を行います、祈りの後には、巡礼者たちへの挨拶が続きます。
復活祭から聖霊降臨までは、お告げの祈りの代わりにアレルヤの祈りが唱えられます。これはイエス・キリストの復活を思い起こす祈りで、祈りの終わりには栄唱(グロリア)を3回唱えます。

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