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教皇フランシスコ、地中海で続く移民の悲劇に言及 教皇フランシスコ、地中海で続く移民の悲劇に言及  (ANSA)

教皇「移民の悲劇は人類の開いた傷」

教皇フランシスコは、地中海で繰り返される移民の遭難に悲しみを表明、この問題に連帯と兄弟愛に基づく対応を呼びかけられた。

 教皇フランシスコは、8月13日のお告げの祈りで、地中海で続く移民の悲劇は「人類の開いた傷」であると述べられた。

 この日曜正午の祈りの集いで、教皇は、数日前イタリアのシチリア島とチュニジアの間にあるシチリア海峡で移民船が転覆・沈没し、40人が亡くなった事故に触れられた。

 教皇は犠牲者の冥福を祈ると共に、今年の初めから子どもを含む2千人近い人々がヨーロッパを目指しながら地中海で命を失っていることに苦悩と恥を感じる、と話された。

 このように繰り返される悲劇について、教皇は「人類の開いた傷」であると述べ、移民危機への対応のため、連帯と兄弟愛の精神に基づく政治的・外交的努力を呼びかけられた。

 また、教皇は、移民たちの遭難を未然に防ぐために働く人々、移民の救助にあたる人々を励まされた。

 

 

13 8月 2023, 17:06

お告げの祈り(アンジェルスの祈り)は、神の御子の受肉の永遠の神秘を思い起こす祈りです。この祈りは、朝の6時、正午、夕方18時頃の3回唱えられ、その時には、お告げの鐘が鳴らされます。アンジェルスの祈りと呼ばれるのは、ラテン語におけるこの祈りの冒頭の部分、– Angelus Domini nuntiavit Mariae – から採られています。この祈りは、イエス・キリストの受肉について語る3つの簡潔な本文と、3回のアヴェ・マリアの祈りからなります。お告げの祈りは、教皇によって、バチカンの聖ペトロ広場で、日曜日とカトリック典礼暦の祭日の正午に唱えられます。祈りの前に、教皇はその日の聖書朗読箇所などを観想する短い説教を行います、祈りの後には、巡礼者たちへの挨拶が続きます。
復活祭から聖霊降臨までは、お告げの祈りの代わりにアレルヤの祈りが唱えられます。これはイエス・キリストの復活を思い起こす祈りで、祈りの終わりには栄唱(グロリア)を3回唱えます。

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