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チュニジアとリビアの国境地帯に置き去りにされた移民たち  チュニジアとリビアの国境地帯に置き去りにされた移民たち   (AFP or licensors)

教皇、砂漠に置き去りにされた移民の保護を訴える

教皇フランシスコは、先日大雨による被害を受けた韓国をはじめ、極端な気象現象による自然災害に見舞われている国々にお見舞いを述べられた。また、教皇は、アフリカの砂漠に置き去りにされた移民たちの保護を呼びかけられた。

 教皇フランシスコは、7月23日(日)、バチカンで正午の祈りの集いを持たれた。

 この中で教皇は、極端な気象現象による自然災害、異常な暑さや、破壊的な山火事、また先日の韓国のように、大雨や洪水の被害を受けた国々にお見舞いを述べ、苦しむ人々、また被災者や避難民を支える人々に寄り添いを表わされた。

 教皇は、汚染物質の排出を制限するためにより具体的な対策を国々の責任者らに願いつつ、「これは急務の課題、先送りできない皆の問題」であると述べ、「わたしたちが共に暮らす家を守ろう」とアピールされた。

 また、この日教皇は、北アフリカの一部を経由する移民たちの終わることのない悲劇に関心を呼びかけられた。

 アフリカの砂漠地帯に多くの移民が足止めされ、何週間も見捨てられている状況を教皇は訴えながら、これらの兄弟姉妹たちに速やかに救助と支援の手を差し伸べるよう、ヨーロッパとアフリカの政治責任者らに希望された。

 「地中海がこれ以上、死の舞台になることがないように」と願う教皇は、神が皆の精神と心を照らし、兄弟愛と連帯と受容の心を呼び起こしてくださるようにと祈った。

23 7月 2023, 18:01

お告げの祈り(アンジェルスの祈り)は、神の御子の受肉の永遠の神秘を思い起こす祈りです。この祈りは、朝の6時、正午、夕方18時頃の3回唱えられ、その時には、お告げの鐘が鳴らされます。アンジェルスの祈りと呼ばれるのは、ラテン語におけるこの祈りの冒頭の部分、– Angelus Domini nuntiavit Mariae – から採られています。この祈りは、イエス・キリストの受肉について語る3つの簡潔な本文と、3回のアヴェ・マリアの祈りからなります。お告げの祈りは、教皇によって、バチカンの聖ペトロ広場で、日曜日とカトリック典礼暦の祭日の正午に唱えられます。祈りの前に、教皇はその日の聖書朗読箇所などを観想する短い説教を行います、祈りの後には、巡礼者たちへの挨拶が続きます。
復活祭から聖霊降臨までは、お告げの祈りの代わりにアレルヤの祈りが唱えられます。これはイエス・キリストの復活を思い起こす祈りで、祈りの終わりには栄唱(グロリア)を3回唱えます。

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