検索

教皇フランシスコ 2023年6月18日(日)のお告げの祈り 教皇フランシスコ 2023年6月18日(日)のお告げの祈り  (VATICAN MEDIA Divisione Foto)

「入院中の祈りによる支えに感謝」教皇、日曜正午の祈りで

先日ローマのジェメッリ病院を退院された教皇フランシスコは、バチカンで2週間ぶりに、日曜正午の祈りを信者と共に唱えられた。

 教皇フランシスコは、6月18日(日)正午、お告げの祈りをバチカンの広場の巡礼者らと共に唱えられた。

 教皇は、6月7日(水)、ローマのアゴスティーノ・ジェメッリ総合病院で腹壁瘢痕ヘルニアのための手術を受けられ、16日(金)に退院されるまで、10日間にわたる入院生活を送っておられた。

 入院中の6月11日(日)は、手術後間も無いこともあり、腹部に負担をかけないようにとの医師団の助言に従い、お告げの祈りは病院からの中継を行わず、病室付属の礼拝堂で私的な形で唱えられた。

 こうしたことから、教皇が日曜正午の祈りを信者らの参加のもと公的な形で行われるのは、2週間ぶりとなった。

 正午になると教皇は、バチカン宮殿の書斎の窓からお元気な姿を見せられ、広場から上がる拍手と歓声に、笑顔で手を振って応えられた。

 教皇はこの集いで、ご自身の入院中に人々が寄せた親愛や、思いやり、友情、祈りによる支えに心からの感謝を表された。

 そして、このような人間的かつ霊的な寄り添いが、ご自分にとって非常に大きな助けとなり、また慰めとなった、と教皇は語られた。

 教皇は「すべての方々にお礼申し上げます。皆様、ありがとうございました。心から感謝しています」と、入院中の支えにお礼の言葉を新たにされた。

18 6月 2023, 16:01

お告げの祈り(アンジェルスの祈り)は、神の御子の受肉の永遠の神秘を思い起こす祈りです。この祈りは、朝の6時、正午、夕方18時頃の3回唱えられ、その時には、お告げの鐘が鳴らされます。アンジェルスの祈りと呼ばれるのは、ラテン語におけるこの祈りの冒頭の部分、– Angelus Domini nuntiavit Mariae – から採られています。この祈りは、イエス・キリストの受肉について語る3つの簡潔な本文と、3回のアヴェ・マリアの祈りからなります。お告げの祈りは、教皇によって、バチカンの聖ペトロ広場で、日曜日とカトリック典礼暦の祭日の正午に唱えられます。祈りの前に、教皇はその日の聖書朗読箇所などを観想する短い説教を行います、祈りの後には、巡礼者たちへの挨拶が続きます。
復活祭から聖霊降臨までは、お告げの祈りの代わりにアレルヤの祈りが唱えられます。これはイエス・キリストの復活を思い起こす祈りで、祈りの終わりには栄唱(グロリア)を3回唱えます。

最新のアンジェルス/レジナ・チェリ

すべて読む >