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ギリシャ南部沖で転覆事故にあったとされる移民船  ギリシャ南部沖で転覆事故にあったとされる移民船   (AFP or licensors)

世界難民の日:教皇、ギリシャ沖の悲劇思い起こす

教皇フランシスコは、6月20日の国連の「世界難民の日」に言及、先日のギリシャ沖での移民船転覆の悲劇を祈りと共に思い起こされた。

 教皇フランシスコは、6月18日(日)のお告げの祈りで、国連の「世界難民の日」に言及された。

 毎年6月20日には、国連の「世界難民の日」が記念される。この日は、難民の保護と支援への関心・理解を推進することを目的としている。

 集いの中で、教皇は翌々日に記念される「世界難民の日」に触れつつ、先日ギリシャ沖で起きた移民船転覆の悲劇を大きな苦しみをもって思い起こされた。

 6月14日、ギリシャ南部の沖合で、数百人の移民を乗せた漁船が転覆、沈没、79人の死亡が確認され、100人以上が救助されたが、いまだ多くの人が行方不明となっている。

 教皇は、この遭難で命を失った人々の冥福を祈ると共に、このような悲劇が繰り返されないたための、あらゆる努力を呼びかけられた。

 また、この日、教皇はウガンダ西部で起きた学校襲撃事件の犠牲となった生徒たちのためにも祈りを捧げ、暴力や戦争のない平和な世界のために祈るよう、信者らを招かれた。

18 6月 2023, 19:17

お告げの祈り(アンジェルスの祈り)は、神の御子の受肉の永遠の神秘を思い起こす祈りです。この祈りは、朝の6時、正午、夕方18時頃の3回唱えられ、その時には、お告げの鐘が鳴らされます。アンジェルスの祈りと呼ばれるのは、ラテン語におけるこの祈りの冒頭の部分、– Angelus Domini nuntiavit Mariae – から採られています。この祈りは、イエス・キリストの受肉について語る3つの簡潔な本文と、3回のアヴェ・マリアの祈りからなります。お告げの祈りは、教皇によって、バチカンの聖ペトロ広場で、日曜日とカトリック典礼暦の祭日の正午に唱えられます。祈りの前に、教皇はその日の聖書朗読箇所などを観想する短い説教を行います、祈りの後には、巡礼者たちへの挨拶が続きます。
復活祭から聖霊降臨までは、お告げの祈りの代わりにアレルヤの祈りが唱えられます。これはイエス・キリストの復活を思い起こす祈りで、祈りの終わりには栄唱(グロリア)を3回唱えます。

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