教皇「サイクロン被害のミャンマーとバングラディシュに支援を」
教皇フランシスコは、5月28日(日)の正午の祈りで、先日のサイクロンにより大きな被害を受けたミャンマーとバングラディシュへの支援をアピールされた。
強力なサイクロン「モカ」は、今月14日にミャンマーとバングラディシュに上陸、両国合わせて400人以上の死者と100人以上の行方不明者を出した。ミャンマー南西部のバングラディシュと国境を接するラカイン州、またバングラディシュのコックスバザールにある難民キャンプでは、ロヒンギャの人々が大きな被害を受けた。
祈りの集いで、教皇はサイクロンで深刻な被害を受けたミャンマーとバングラディシュ国境の80万以上の人々に精神的に寄り添う中、特に以前から不安定な状況に置かれているロヒンギャの人々に思いを向けられた。
教皇は被災者のために人道支援のアクセスを容易にするよう当局の責任者に願うと共に、これらの兄弟姉妹に手を差し伸べるための、人間として、また教会としての連帯精神を呼びかけられた。