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教皇フランシスコ 2023年4月23日のレジナ・チェリの祈り 教皇フランシスコ 2023年4月23日のレジナ・チェリの祈り  (Vatican Media)

教皇、ハンガリー国民に挨拶、同国訪問を前に

教皇フランシスコは、間もなく行われるハンガリー訪問を前に、同国の国民に挨拶をおくると共に、この旅を祈りをもって見守って欲しいとすべての信者らに願われた。

 教皇フランシスコは、4月23日(日)の正午の祈りで、この週末に行われるハンガリー訪問に言及された。

 教皇フランシスコは、ご自身の第41回海外司牧訪問(イタリアを除く)として、4月28日(金)から30日(日)までハンガリーを訪れ、首都ブダペストで3日間にわたり公式行事を行われる。

 教皇は、2021年9月12日に「第52回国際聖体大会」の閉会式のためブダペストに短い訪問を行なっている。

 祈りの集いの挨拶で、教皇はこのたびのハンガリー滞在が、前回の訪問を補いながら、同国の教会と国民を抱擁する機会となることを希望された。

 また、教皇は今回の訪問は、「戦争の冷たい風が強く吹き続ける」中、多くの避難民への人道支援を急務の課題としている中欧への旅でもある、と話された。

 教皇はハンガリーの国民へ向け、巡礼者として、また皆の友、兄弟として同国を訪れ、政府関係者をはじめ、司教、司祭、修道者、青少年、大学生、貧しい人々との出会いを持つ予定である、と述べられた。

 この訪問の準備に力を尽くしている関係者らに教皇は心からの感謝を表すと共に、すべての信者たちにこの旅を祈りをもって見守って欲しいと願われた。

23 4月 2023, 16:51

レジーナ・チェリの祈りとは?

レジーナ・チェリ(アレルヤの祈り)は、4つの聖母の交唱(アンティフォナ)のうちの一つです。(この他の聖母のための交唱には、アルマ・レデンプトリス・マーテル、アヴェ・レジーナ・チェロールム、そして、サルヴェ・レジーナがあります。)

教皇ベネディクト14世は、1742年、これを復活節の間、すなわち復活の主日から聖霊降臨までの期間、お告げの祈り(アンジェルスの祈り)の代わりに、死に対する勝利のしるしとして起立して唱えるようにと定めました。

お告げの祈りと同様に、早朝、正午、夕方と、一日3回唱え、その一日を神とマリアに捧げます。

この古いアンティフォナは、伝承によれば、4世紀、または10世紀にさかのぼります。その普及については、13世紀半ばから記録され、フランシスコ会の聖務日課に挿入されたことが知られています。これは、4つの短い詩句からなり、それぞれがアレルヤで終わります。これは、信者が天の元后マリアに向けて、キリストの復活を共に喜ぶ祈りです。

教皇フランシスコは、2015年4月6日、復活祭翌日のレジーナ・チェリの祈りにおいて、この祈りを唱える際の心掛けについて語っています。

「わたしたちはマリアに向かって、お喜びくださいと言います。なぜなら聖母に宿られた方は、おことばどおりに復活されたからです。そして、わたしたちは、聖母の取り次ぎを願うのです。実際、わたしたちの喜びは、聖母の喜びを反映するものです。マリアは御子イエスの死と復活の出来事の静かな証し人です。
母の喜びを自分のものとする、子らの喜びをもって、この祈りを唱えましょう。」

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