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スリランカ・コロンボ 大統領公邸を占拠する人々 2022年7月10日 スリランカ・コロンボ 大統領公邸を占拠する人々 2022年7月10日  (AFP or licensors)

スリランカ:教皇「貧しい人々の叫びを無視しないように」

教皇フランシスコは、不安定な国内情勢のために苦しむスリランカとリビアの国民のため、また、連日の攻撃の犠牲になっているウクライナの人々のために祈られた。

 教皇フランシスコは、7月10日(日)のお告げの祈りで、スリランカと、リビア、ウクライナの情勢に触れ、これらの国々の苦しむ国民のために祈られた。

 この日、スリランカの政治・経済の長引く混乱がもたらしている影響を見つめられた教皇は、同国の司教団と一致して、平和を呼びかけられた。

 教皇は、同国の責任者らに対し、貧しい人々の叫びと、人々の必要を無視することがないようにと願われた。

 また、教皇は国内の深刻な社会・経済問題のために困難な状況に置かれているリビアの国民、特に若者たちに思いを向けられた。

 教皇はリビアのすべての人々が、国際社会の協力のもと、建設的な対話と国内の和解を通して、納得のいく解決を再び見出すよう励まされた。

 さらに、教皇は、連日、冷酷な攻撃に苦しめられているウクライナ国民にご自分の寄り添いを改めて伝えられた。

 これらの攻撃で犠牲を払うのは普通の市民である、と教皇は述べながら、犠牲者、負傷者、病者、お年寄り、子どもたちをはじめ、すべての家族らを祈りの中で思い起こし、この常軌を逸した戦争を終わらせるための道を神が示してくださるようにと、祈願された。

10 7月 2022, 18:29

お告げの祈り(アンジェルスの祈り)は、神の御子の受肉の永遠の神秘を思い起こす祈りです。この祈りは、朝の6時、正午、夕方18時頃の3回唱えられ、その時には、お告げの鐘が鳴らされます。アンジェルスの祈りと呼ばれるのは、ラテン語におけるこの祈りの冒頭の部分、– Angelus Domini nuntiavit Mariae – から採られています。この祈りは、イエス・キリストの受肉について語る3つの簡潔な本文と、3回のアヴェ・マリアの祈りからなります。お告げの祈りは、教皇によって、バチカンの聖ペトロ広場で、日曜日とカトリック典礼暦の祭日の正午に唱えられます。祈りの前に、教皇はその日の聖書朗読箇所などを観想する短い説教を行います、祈りの後には、巡礼者たちへの挨拶が続きます。
復活祭から聖霊降臨までは、お告げの祈りの代わりにアレルヤの祈りが唱えられます。これはイエス・キリストの復活を思い起こす祈りで、祈りの終わりには栄唱(グロリア)を3回唱えます。

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