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教皇フランシスコと、マッカッリ神父(写真中央) 2020年11月9日 教皇フランシスコと、マッカッリ神父(写真中央) 2020年11月9日 

教皇、拉致から2年ぶりに解放された宣教師を迎えて

教皇フランシスコは、2年前ニジェールで拉致され、先日マリで解放された、アフリカ宣教会のピエル・ルイージ・マッカッリ神父とお会いになった。

教皇フランシスコは、拉致から2年ぶりに解放されたイタリア人宣教師、ピエル・ルイージ・マッカッリ神父(59)とお会いになった。

アフリカ宣教会会員で、ニジェールのニアメ教区で司牧に携わっていたマッカッリ神父は、2018年9月17日深夜、ブルキナファソとの国境付近でイスラム過激派により拉致された。

以来、同神父は2年間にわたり人質として拘束されていたが、今年10月8日、他の人質と共に、マリで解放された。

それから間もない10月18日(日)、カトリック教会の「世界宣教の日」、

教皇は正午の祈りの集いでマッカッリ神父の解放を改めて喜び、神に感謝を捧げられた。

11月9日、バチカン宮殿を訪れたマッカッリ神父は、教皇から温かく迎えられた。

マッカッリ神父によれば、教皇との出会いの席で、同神父はこれまでの体験を語ると共に、現在、宣教師も司祭もいないままになっている、かつて自身が司牧していたニジェールの共同体を教皇の祈りに託したという。

マッカッリ神父は、この機会に、教皇と全教会の祈りに感謝を表した。すると、教皇は、「わたしたちはあなたを支えたが、あなたは教会を支えた」と答えられたという。

同神父は、教皇との出会いを振り返り、「ただ感謝の言葉しかない」と語った。

09 11月 2020, 15:21