アッシリア東方教会カトリコス総主教、バチカンを訪問
教皇フランシスコは、アッシリア東方教会のカトリコス総主教マル・ゲワルギス3世とお会いになった。
教皇フランシスコは、11月9日、アッシリア東方教会のカトリコス総主教マル・ゲワルギス3世をバチカン宮殿に迎えられた。
教皇フランシスコとマル・ゲワルギス3世は、これまで、2016年11月にバチカンで、そして今年7月イタリア南部・バーリで行われた中東平和のため祈りの集いにおいて、2度にわたり出会いを持っている。
教皇は、カトリコス総主教率いるアッシリア東方教会の使節への挨拶で、中東のキリスト教徒たちが生きる試練、暴力の犠牲となり故郷を離れざるを得ないその悲劇的状況を思い、
深い苦悩を分かち合われた。
キリストに従うこれらの人々の「十字架の道行き」を見つめられた教皇は、中東のキリスト教徒たちは、兄弟としての関係を互いに築きながら、教会間の違いを超えた一致をわたしたちに証ししている、と述べられた。
教皇とマル・ゲワルギス3世は、イラクとシリアをはじめ、中東のために平和の賜物を神に祈った。
会見の最後に、教皇とアッシリア東方教会カトリコス総主教は、共同声明に署名した。
09 11月 2018, 16:40