オーストラリアの森林火災に教皇や司教ら連帯アピール
オーストラリアの森林火災に、教皇フランシスコは祈りを呼びかけられた。
オーストラリア各地で続いている森林火災に、教皇フランシスコはじめ、カトリック教会関係者は連帯を呼びかけている。
教皇は1月8日(水)の一般謁見の席で、「これほどにも強い火災のために困難の中にあるオーストラリアの人々を主が助けてくださるよう祈りましょう」とアピールされ、オーストラリア国民への精神的一致を表された。
オーストラリア司教協議会会長マーク・コールリッジ・ブリスベン大司教は、その声明で、これまでにないこの災害において、人間の力の及ばない自然の破壊力を前にした消防隊の英雄的努力や、火災に立ち向かう共同体に思いを向けながら、よりいっそうの連帯の必要を訴えた。
同大司教は、政府や初期救助隊の大きな仕事や、教区・小教区をはじめとするカトリック関係者、また他のキリスト教教会や諸宗教団体の取り組みに感謝を表す一方、この大規模の災害に対応するための、被災者と支援者のさらなるネットワークの構築と、特別な祈りを願った。
10 1月 2020, 19:38