教皇、カメルーンの国内対話のために祈る
教皇フランシスコは、カメルーン国内の対話と平和構築のために祈られた。
9月29日、カトリック教会の2019年度「世界移民・難民の日」を迎え、教皇フランシスコは、バチカンでミサを捧げられた。
ミサの後半に行われた、正午のお告げの祈りで、教皇はカメルーンで間もなく行われる国内対話に言及、同国に平和を呼びかけられた。
カメルーン国内では、ここ数年、元英国委任統治領で英語を話す地方の分離独立派と中央政府間での緊張が高まり、2017年には、アンバゾニア共和国の名のもとに独立派が独立を宣言、衝突に発展するなど、政治的解決の道筋がつかないまま、内戦の危機にあった。
教皇はこの席で、カメルーンで9月30日から開催される大規模な国内対話に期待を表された。
教皇は、同国民と苦しみと希望を分かち合いつつ、この対話がすべての人のための安定した平和に寄与するものとなるようにと、その実りを聖母に託して祈られた。
01 10月 2019, 15:37