四旬節:教皇庁の高位聖職者の黙想会、アリッチャで
バチカンの高位聖職者を対象とした四旬節の黙想会が、ローマ近郊アリッチャで行われている。
バチカンの高位聖職者を対象とした四旬節の黙想会が開催されている。
この黙想会は、復活祭前の準備期間である四旬節に行われる恒例のもので、毎年、教皇をはじめ、バチカンの諸機関の責任者らが参加する。
今年は、教皇フランシスコは風邪のため、黙想会場のローマ近郊アリッチャには赴かず、バチカンから毎日の黙想に参加することになった。
黙想会は、アリッチャにある、聖パウロ修道会の黙想の家「カーサ・ディヴィン・マエストロ」で、3月1日(日)午後から始まった。
今年は「『炎で燃え上がる柴』(参照:出エジプト記3,2)- 出エジプト記、およびマタイ福音書、詩編の光に照らした、神と人間との出会い」をテーマに、教皇庁聖書委員会次長、イエズス会のピエトロ・ボヴァーティ神父が指導を務める。
黙想期間の一日は、朝のミサに始まり、午前・午後の2回の黙想、終わりに晩課と聖体礼拝が行われる。黙想会は、3月6日(金)まで続けられる。
教皇は初日にボヴァーティ神父に宛てた書簡で、ご自分のお住まいであるバチカンのサンタ・マルタ館から、同神父の説教に耳を傾け、参加者らと一致したい、と記された。
教皇は関係者らのために祈ると共に、祝福をおくられた。
02 3月 2020, 13:28