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教皇フランシスコとローマ教区東部の司祭たちとの対話 2023年11月16日 教皇フランシスコとローマ教区東部の司祭たちとの対話 2023年11月16日  (Vatican Media)

教皇、ローマ東部郊外の小教区を訪問、司祭たちと対話

教皇フランシスコは、ローマ東部郊外の小教区を訪問され、地域の司祭たちおよそ40人と対話された。

 教皇フランシスコは、11月16日午後、ローマ郊外の小教区を訪問された。

 教皇が訪問されたのは、ローマ市の東部、ヴィッラ・ベルデ地区にある、サンタ・マリア・マードレ・デロスピタリタ小教区。

 同小教区は、ローマ郊外の最も東端に1985年に創立された。「もてなしの聖母」に捧げられたこの小教区では、その名にふさわしく、「もてなしの村」と呼ばれる緑に囲まれた小教区付属の施設に、緊急に保護を必要とする移民や貧しい人たちを受け入れている。

 教皇は同小教区のホールで、ローマ教区・第17管区のおよそ40人の司祭たちとお会いになった。これらの司祭たちは、いずれも若い家族や移民たちの多い郊外の小教区で司牧に携わっている。

 家族的な雰囲気のうちに行われた対話の中で、教皇は、貧困や、社会的疎外、家庭の危機、住居の問題などを抱える人々と密接にかかわりながら連帯と奉仕の毎日を生きる司祭たちの話に耳を傾け、有益な助言を与えられた。

 およそ1時間半にわたる訪問の終りに、教皇は地域の家族やウクライナやアフリカ出身の難民たちに挨拶をおくられた。

 この出会いに同席したローマ教区補佐司教、リカルド・ランバ司教によれば、教皇と司祭たちとの対話は「非常にオープンで和やかなもの」で、教皇は司祭たちの司牧活動を励ましながら、困難に負けず、人々の間で福音を証しし続けて欲しいと述べたほか、小教区の中でシノドス的な精神を保ち、司祭と信徒の協力を育てることの大切さを強調されたという。

17 11月 2023, 12:06