教皇「子どもたちの未来を奪わないように」中東や他の紛争地域に

　教皇フランシスコは、11月5日（日）の正午の祈りの集いで、パレスチナとイスラエル間の深刻化する情勢に、停戦へのアピールを続けられた。

　パレスチナとイスラエル間の戦争で非常に多くの人が命を失っている、と述べた教皇は「神の名においてお願いします。攻撃を止めてください」と呼びかけられた。

　戦争の拡大を防ぐためにあらゆる手段が尽くされることを教皇は願うと共に、負傷者の救助と、人道的に重大な状況にあるガザの人々への支援物資の到達を希望された。

　同時に、教皇は人質の即時解放を訴え、拉致された多くの子どもたちが家族のもとに帰ることができるようにと嘆願された。

　この中東での戦争、またウクライナや他地域での戦争に巻き込まれているすべての子どもたちを教皇は思い、「子どもたちの未来を奪うことがないように」、「もうたくさんだ、と言う勇気を持てるように」、と祈られた。