ズッピ枢機卿、中国でユーラシア問題担当特別代表と会見

　イタリア司教協議会会長、ボローニャ大司教、マッテオ・マリア・ズッピ枢機卿は、教皇フランシスコの特使として、中国・北京を訪れた。

　この訪問は、ウクライナにおける緊張を和らげるための平和ミッションの一環として、教皇からの派遣を受けたもの。同枢機卿にとってこの北京訪問は、キーウ、モスクワ、ワシントンに続く、4度目の派遣となった。

　バチカン広報局の発表によれば、ズッピ枢機卿は、9月14日、中国外務省で、ユーラシア問題担当特別代表の李輝氏と会見した。

　両者の会談は開かれた和やかな雰囲気のもとに行われ、この中では特にウクライナにおける戦争とその悲劇的な影響について話し合われると共に、対話を助け、平和へと導く道を模索するための一致した努力の必要が強調された。

　また、会談は食料安全保障問題にも触れ、特に食料問題を抱える国々に対し穀物輸出を早急に保障できるようにとの願いが表された。