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教皇フランシスコ、国連食糧農業機関(FAO)の第43回総会にメッセージ 教皇フランシスコ、国連食糧農業機関(FAO)の第43回総会にメッセージ 

飢餓問題:教皇「全人類が力を合わせるべき挑戦」

教皇フランシスコは、国連食糧農業機関(FAO)の総会にメッセージをおくられた。

 ローマに本部を置く国連食糧農業機関では、7月1日から7日まで第43回総会が行われている。

 教皇フランシスコは、これを機会に同総会参加者に向けメッセージをおくられた。

 教皇のメッセージは、国連の諸機関のうち、特に食糧問題を扱う食糧農業機関(FAO)、国際農業開発基金(IFAD)、世界食糧計画(WFP)における教皇庁の常任オブザーバー、フェルナンド・チカ・アレジャーノ師によって会場で読み上げられた。

 このメッセージで、紛争や、気候変動、またその影響としての自然災害のために、無数の人々が貧困と栄養失調に苦しみ続けている状況を見つめた教皇は、貧困や不平等、食糧・飲料水・医療・教育・住居など生活の本質的要素へのアクセスの欠如を、あらためて人間の尊厳に関わる重大な問題として提起された。

 教皇は、「持続可能な開発目標(SDGs)」中の、「2030年までに世界の飢餓をゼロに」という目標の達成が難しくなっている、という専門家たちの見通しに言及。この共通責任を果たせないために、当初の意図を、人々の真の必要を理解しない新しい計画に変容させることがないように、また助成や計画が上からの押し付けではなく、人々の声を尊重するものとなるようにと願われた。

 わたしたちが直面する挑戦は、国々からなる全家族が力を合わせ共に協力し合うべきものと教皇は述べ、全人類的、多極的アプローチが求められるこの巨大な挑戦を前に、争いや対立のための余裕はないと強調された。

 こうした中、教皇は、国連食糧農業機関をはじめとする国際機関、また政府、企業、学会、市民社会、個人らが力を合わせ、皆が恩恵を受け、誰も取り残されないために、この問題に一致して取り組む必要をアピールされた。

 

04 7月 2023, 14:57