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シノドス第16回通常総会・第1会期に向け、討議要綱発表 シノドス第16回通常総会・第1会期に向け、討議要綱発表 

シノドス第16回通常総会・第1会期:討議要綱発表

今年10月にバチカンで行われる、世界代表司教会議(シノドス)第16回通常総会・第1会期のための討議要綱が発表された。

 今秋、バチカンで開催される世界代表司教会議(シノドス)第16回通常総会・第1会期(2023年10月4日—29日)に向け、討議要綱が発表された。

 「ともに歩む教会のため―交わり、参加、そして宣教」をテーマにした今回のシノドスの特徴は、2021年、教区レベルでの分かち合いと意見交換から始まり、2022年、大陸レベルでの総会と作業を経て、2023年と2024年の2会期に分けたバチカンでの総会議に至るまで、大きな「一つの歩み」として行われていることにある。

 このたび提示された討議要綱は、いよいよローマで2023年10月に開催される総会議の第一会期のためのもの。

 6月20日、シノドス事務局から発表されたこの要綱は、大きく分けて、「序文」と討議の指針となるテーマを示す「A・B」の2つのセクションからなる。

 序文では、このシノドスの歩みを振り返りながら、今回の討議要綱を、地方教会でのプロセス(教区レベル・大陸レベル)を完了し、その実りを生かしながら総会へと至るための「道具」として示している。

 討議の指針を示す2つのセクションでは、
まず、A.「共に歩む教会のために。一つの統合的体験」を大きなテーマに、
A1.「共に歩む教会の特徴的なしるし」
A2.「共に歩む教会を進める方法:聖霊における会話」
という2つの中テーマが提示される。

 また、B.「交わり、宣教、参加。共に歩む教会のための3つの優先課題」をもう一つの大きなテーマとするセクションでは、
B1.「輝く交わり。神との交わり、人類の一致のより豊かなしるし・道具となるためには」
B2.「宣教の共同責任者。福音への奉仕のためにいかに賜物と課題を分かち合うか」
B3.「参加、責任と権威の役割。共に歩む宣教的教会におけるプロセス、構造、制度」
という3つの中テーマが挙げられる。

 さらにA・Bの各セクションには、これらのマクロなテーマを深めるための、多数の具体的視点が、小テーマとして記されている。

20 6月 2023, 16:51