教皇、バチカン定期訪問のメキシコ司教団と
教皇フランシスコは、バチカンを定期訪問したメキシコの司教たちとお会いになった。
教皇フランシスコは、6月2日、メキシコの司教団とお会いになった。
メキシコの司教たちは、「アド・リミナ」と呼ばれる定期訪問のために、ここ数日バチカンを訪れている。
このたび教皇と出会ったのは、メキシコ中部の教区の司教たち。今年4月末には、同国北部の司教たちが最初のグループとしてローマをすでに訪問している。
今回のグループと共に教皇に謁見したメキシコシティーの大司教、カルロス・アギアル・レテス枢機卿によれば、教皇との対話では主に、不平等や社会の調和の不足といった同国の社会・政治状況がテーマとなった。
また、メキシコを通過して米国やカナダを目指す移民の問題も、教皇との集いで取り上げられた。
同枢機卿は、メキシコの司教たちは「巡礼者の家」を通して移民たちへの世話を行なっているが、非常に多くの人々に行き届くよう支援をすることは容易ではなく、移民の人々のよりいっそうの安全のために、米国やカナダの司教らと協力して対応にあたっている、と語った。この集いで、教皇は司教らのこうした努力を認められたという。
02 6月 2023, 16:35