ギリシャ沖での移民船転覆の犠牲者に、教皇の悲しみ
教皇フランシスコは、移民を乗せた漁船がギリシャ沖で転覆し、多くの人が犠牲になったことに心を痛められた。
ギリシャ南部の沖合で、6月14日、移民を乗せた漁船が転覆、沈没し、これまで79人の死亡が確認され、104人が救助された。
この漁船は、リビアから出発し、イタリアに向かう途中だった。救助された人の話では、船には600から700人が乗っていたという。
教皇はこの転覆事故のニュースに接し、バチカン国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿を通し、駐ギリシャ教皇大使ヤン・ロメオ・パウロウスキ大司教に宛て、電報をおくられた。
その中で教皇は、この事故で失われた多くの人命のために深い悲しみを表された。
教皇はこの悲劇の犠牲者のため、また遺族とすべての負傷者のために、祈りを捧げられた。
教皇は、生存者とその支援者、遭難者の救助・捜索にあたる人々に、神からの力と忍耐と希望の賜物を祈り求められた。
15 6月 2023, 15:07