ファティマの牧童の一人、ルシア修道女、尊者に

　教皇フランシスコは、6月22日、教皇庁列聖省長官マルチェッロ・セメラーロ枢機卿とお会いになった。

　教皇がこの席で承認された教令の中で、信仰に対する憎悪のために、スペインで1936年殺害された、神のしもべ・マヌエル・ゴンザレス-セルナ・ロドリゲスと19人の同志（教区司祭、神学生、信徒）の、列福に必要な殉教が認められた。

　また、この教令で、以下5人の神のしもべ（しもめ）の英雄的徳が承認された。
・アントニオ・アルメイダ・ルストーサ大司教（ブラジル1886-1974）
・アントニオ・パガーニ神父（フランシスコ会・イタリア1526-1589）
・マリー・ラング修道女（神の御摂理献身修道女会・キューバ1794頃-米国1882 ）
・アンナ・カンタルーポ修道女（聖ビンセンシオ・ア・パウロの愛徳姉妹会・イタリア1888-1983）
・ルシア・デ・ジェズス修道女（カルメル修道会・ポルトガル1907-2005）

　ルシア・デ・ジェズス修道女（ルシア・ドス・サントス）は、ファティマで聖母の出現を受けた3人の牧童の一人。

　他の2人の牧童、ルシアのいとこたち、フランシスコ・マルトとジャシンタ・マルトは、2017年5月13日、教皇フランシスコによって列聖されている。

　ルシア・デ・ジェズス修道女は、他の4人の神のしもべ（しもめ）と共に英雄的徳が認められたことで、「尊者」の敬称を受けることになった。