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ローマのジェメッリ病院を退院した教皇フランシスコ 2023年6月16日 ローマのジェメッリ病院を退院した教皇フランシスコ 2023年6月16日  (ANSA)

教皇、ジェメッリ病院から退院、バチカンに戻られる

教皇フランシスコは、6月16日午前、ローマのジェメッリ総合病院から退院された。

 教皇フランシスコは、6月16日(金)午前、ローマのアゴスティーノ・ジェメッリ総合病院を退院し、バチカンに戻られた。

 教皇は、6月7日(水)、同病院で腹壁瘢痕ヘルニアのための手術を受け、術後の回復を待ちながら、入院生活を送っていた。

 16日午前9時前、教皇は担当医セルジョ・アルフィエーリ教授をはじめとする医療スタッフ、報道陣、患者らに見送られ、ジェメッリ病院を車で後にされた。

 教皇はバチカンに向かう途中、ローマ市内の聖マリア大聖堂(サンタ・マリア・マッジョーレ)を訪問。古くから伝わる聖母子画「サルス・ポプリ・ロマーニ」(ローマ人の救い、の意味)の前で祈りを捧げられた。

 また、教皇はバチカンに近接する幼き聖マリア修道会(聖バルトロメア・カピタニオと聖ヴンチェンツァ・ジェローザの愛徳修道女会)の施設にも私的に立ち寄られた。ここでは同修道会の会議が開かれていた。

 教皇はバチカンのペルジーノ門の外を警備するイタリアの警察官らに挨拶をおくりながら、午前10時頃、バチカン内のお住まいに入られた。
 
 バチカン広報局の発表によれば、教皇は、6月18日(日)正午の祈りの集い、またここ数日の謁見を、予定通り行われることが確認された。

 ただし、21日(水)の教皇一般謁見に関しては、教皇の術後の回復期を守るために行われない。

16 6月 2023, 11:54