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クライェフスキ枢機卿(左) 2023年6月22日 ウクライナへ向かう支援物資を積んだトラックの前で  クライェフスキ枢機卿(左) 2023年6月22日 ウクライナへ向かう支援物資を積んだトラックの前で  

教皇、クライェフスキ枢機卿をウクライナへ6度目の派遣

教皇フランシスコは、支援援助省長官クライェフスキ枢機卿をウクライナに再度派遣される。

 教皇フランシスコは、コンラート・クライェフスキ枢機卿を再びウクライナに派遣される。

 教皇庁支援援助省の6月22日の声明によれば、クライェフスキ枢機卿が教皇の命を受けてウクライナに赴くのは、今回で6度目となる。

 このたびの派遣では、ウクライナ南部ヘルソンの訪問を予定している。ヘルソン州では、ダム決壊のために住民は大きな困難に直面し、多くの人が命を失った。

 クライェフスキ枢機卿の訪問目的は、人々に寄り添い、共に祈り、教皇の抱擁と具体的な支援をもたらすことにある。

 同枢機卿は、緊急に必要とされる医薬品を積んだ車でウクライナへ向かう。車での移動により、道中、カトリックのビザンチン典礼、ラテン典礼の小教区はもとより、正教会も含めた様々な宗教共同体を訪れることが可能となる。

 また、近日中に、食糧(そのうちの多くは韓国から受け取ったものである)、医薬品、衛生用品等を積んだトラックが出発する。これらの支援物資は、ダム決壊による影響が最も大きい地域に届けられる。

 支援援助省の声明は、クライェフスキ枢機卿のミッションは、福音的なものであり、同時に、苦しむウクライナへの教皇フランシスコの寄り添いを強調するものである、と伝えている。

22 6月 2023, 15:42