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イタリア・ポンペイの聖母巡礼聖堂 イタリア・ポンペイの聖母巡礼聖堂 

ポンペイの聖母:教皇「ウクライナに平和の賜物を」

教皇フランシスコは、「ポンペイの聖母」に、ウクライナをはじめ、世界の平和を託して祈られた。

 教皇フランシスコは、5月7日(日)、バチカンで行われた正午の祈りで、教会暦で翌日8日(月)に記念される「ポンペイの聖母」に言及された。

 ロザリオの聖母に捧げた、イタリア南部ポンペイの巡礼聖堂では、5月8日と10月の最初の日曜日、聖母への特別な嘆願が行われる。

 教皇は、この伝統的な嘆願の日を前に、ポンペイの聖母巡礼聖堂の創立者、福者バルトロ・ロンゴが、同聖堂を平和のために捧げたいと望んだことを思い起こされた。

 この5月、ロザリオの祈りを通して、苦しむウクライナをはじめ、世界に平和の賜物を聖母に願うよう教皇は呼びかけると共に、国々の責任者が苦しみ平和を求める人々の声に耳を傾けることができるようにと祈られた。

 翌8日(月)、ポンペイの巡礼聖堂で、イタリア司教協議会会長マッテオ・ズッピ枢機卿によりミサがとり行われた。

 ミサの説教で、同枢機卿は、「神の御旨は、平和な世界です。なぜなら、平和がないところに、命はないからです」と話し、皆が兄弟愛を生きられるよう、聖母の助けを祈った。

 

08 5月 2023, 17:28