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イスラエルとパレスチナ間の武力衝突後、停戦に入ったガザ地区 2023年5月14日 イスラエルとパレスチナ間の武力衝突後、停戦に入ったガザ地区 2023年5月14日 

「武力は平和への希望を破壊する」教皇、中東の衝突に

教皇フランシスコは、武力衝突が続くイスラエルとパレスチナ間に、停戦合意の尊重をアピールされた。

 教皇フランシスコは、5月14日(日)の正午の祈りで、イスラエルとパレスチナ間の武力攻撃の連鎖に憂慮を表明、停戦合意の安定化を訴えた。

 イスラエルとパレスチナ・ガザ地区の間で、ここ数日、相互の攻撃が続き、武力の応酬は次第に激化していた。エジプトの仲介で13日午後より停戦することで合意したが、現地では緊張が続いている。

 教皇は、この武力衝突で、女性や子どもたちを含む、無実の人々が亡くなったことを悲しまれた。

 そして、武器を収め、合意に至ったばかりの停戦を安定させることができるようにと、当事者らにアピールされた。

 教皇は、武力によって安全や安定を得ることは決してできない、と強調。武力は、その反対に、平和へのあらゆる希望を破壊し続けるだろう、と警告された。

14 5月 2023, 17:41