教皇、伊エミリア・ロマーニャ州の水害の犠牲者に祈り

　イタリアは数日にわたる悪天候に見舞われ、特に北部エミリア・ロマーニャ州では連日の大雨のために各地で河川が氾濫、5月19日午前の段階で、水害による死者は14名にのぼり、およそ2万人が避難している。

　教皇フランシスコは、5月18日、バチカンの国務省総務局長エドガル・ペーニャ・パラ大司教を通し、ボローニャ大司教でイタリア司教協議会会長のマッテオ・ズッピ大司教に宛て、お見舞いの電報をおくられた。

　この中で教皇は、エミリア・ロマーニャ州の特に東部における集中豪雨の被害を悲しみ、被災者らに連帯の気持ちを伝えられた。

　教皇は水害の犠牲者の冥福を祈り、遺族らにお悔やみを述べると共に、負傷者らをはじめこの深刻な災害のために苦しむ人々に神の慰めを祈り求められた。

　同時に、教皇は、現在の困難の中、人命救助のため、人々の苦しみを和らげるために働くすべての人々、また地元の教会共同体に感謝を表わし、これらの人々に励ましをおくられた。