教皇とベアティチュード共同体の出会い

　教皇フランシスコは、4月17日、ベアティチュード共同体の関係者とお会いになった。

　今年創立50年を迎えたベアティチュード共同体は、第二バチカン公会議と「カトリック・カリスマ刷新」運動の影響のもとに、フランスで1973年に誕生した、観想と宣教を柱とするコミュニティ。一致と多様性の中にある神の民のイメージのもとに、修道女、司祭を含む男子修道者、未婚および結婚した信徒（そのうち何人かは終身助祭）から構成される。

　関係者らを歓迎された教皇は、この出会いのために用意されたメッセージを託された。

　このメッセージで教皇は、「カトリック・カリスマ刷新」運動と聖霊降臨的経験を基礎とする同共同体の霊性に触れると共に、典礼や黙想、分かち合いの機会を通した使徒職、欧州各地の巡礼聖堂における奉仕、発展途上国での母子の支援、食料や医療ケアの提供など、様々な形で行われるその使徒職に言及された。

　また、同共同体の観想と祈りと宣教の精神が、諸宗教対話や、平和の推進、人権の擁護などへの貢献に役立っていることを喜ばれた。

　教皇は、同共同体の教会と世界への奉仕に感謝され、兄弟愛の賜物を具体化した共同体生活を通し、熱意をもって宣教し、喜びと希望のもとに信仰を証しして欲しいと関係者を励まされた。