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女性に対する暴力撤廃の国際デー:教皇「女性への暴力は神への冒涜」

11月25日、「女性に対する暴力撤廃の国際デー」が記念された。

 毎年11月25日、「女性に対する暴力撤廃の国際デー」が記念される。

 女性に対する暴力の防止とそのための取り組みを啓発するこの記念日は、1999年に国連で採択された。

 今年の「女性に対する暴力撤廃の国際デー」にあたり、教皇庁広報省が制作したビデオでは、教皇フランシスコが2020年1月1日「神の母マリア」の祭日のミサで述べた、「女性への暴力は神への冒涜である」、「女性のからだをいかに扱うかで、人間性の度合いが理解できる」という言葉を思い起こしている。

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 「人類の再生は、女性から始まりました。女性はいのちの源です。それにも関わらず、女性たちは侮辱され、叩かれ、暴行を加えられ、売春させられ、胎児のいのちを奪われています。女性に加えられたあらゆる暴力は、神への冒涜です。神は女からお生まれになりました。一人の女のからだから、人類のための救いが訪れました。女性のからだをいかに扱うかによって、わたしたちの人間性の度合いが理解できるのです」。

 (教皇フランシスコ 2020年1月1日「神の母マリア」の祭日のミサの説教)

25 11月 2022, 12:43