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教皇、イタリア北部アスティ地方へ、親類宅を私的に訪問

教皇フランシスコは、イタリア北部アスティ地方を訪れ、親類宅で私的な時間を過ごされた。

 教皇フランシスコは、11月19日(土)、イタリア北部ピエモンテ州アスティ県を訪問された。

 この訪問は、アスティ地方に住む教皇の親類の女性の90歳の誕生日を機会に、ご自身の家族のルーツを訪ねると共に、同地方の信者らを励ますことを目的として行われた。

 20日(日)まで2日間の訪問で、教皇は初日は親類の人々と私的な時間を持たれ、2日目はアスティ教区のカテドラルで同地方の信者らのためにミサをとり行われる。

 19日正午前、アスティ市北東の町ポルタコマロのサッカー場にヘリコプターで到着された教皇は、地元小教区の主任司祭に迎えられた。

 近くの教会で祈られた後、教皇は市民の歓迎を受けながら、又従姉妹カルラ・ラベッツァーナさん(90)の家に向かわれた。

 カルラさんは、先日8日に90歳の誕生日を迎えた。教皇の父マリオ・ベルゴリオ氏とカルラさんの母イネスさんは、従兄弟・従姉妹の関係にある。

 教皇は司祭時代から枢機卿時代にかけて、ローマに出張の機会のあるごとに、ピエモンテ州を訪れ、カルラさん一家と交流してきた。教皇登位後はバチカンでも再会している。

 自宅前で出迎えたカルラさんと教皇は笑顔で抱擁を交わし、集った他の親類らと和やかに食卓を囲まれた。

 カルラさんらとの昼食後、教皇はアスティ市の西近郊の町、ティリオーレを訪問。同町で暮らす、もう一人の又従姉妹デリア・ガイさん(85)とお会いになった。

 こうして、訪問初日、親類の人々と私的なひとときを過ごされた教皇は、夕方、アスティ市内のアスティ教区司教館に入られた。

19 11月 2022, 19:07