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教皇フランシスコと記者団 カナダ行きの機内で 2022年7月24日 教皇フランシスコと記者団 カナダ行きの機内で 2022年7月24日 

教皇「祖父母と高齢者の日」に言及、カナダ行き機内で

教皇フランシスコは、カナダ訪問に向かう機内で「祖父母と高齢者のための祈願日」に触れ、若者たちとお年寄りとの交流を励まされた。

 7月24日(日)、カナダ司牧訪問に出発された教皇フランシスコは、エドモントンに向かう特別機の機内で記者団に挨拶をおくられた。

 教皇は、「今日は(日曜日正午恒例の)お告げの祈りはないが、ここで行いましょう」と述べ、短い講話を持たれた。

 その中で教皇は、この日がカトリック教会の「祖父母と高齢者のための祈願日」にあたることに触れ、若者たちとお年寄りとの交流の大切さを強調された。

 教皇は、祖父母たちの歴史や伝統やしきたりを伝える役割を示しつつ、若い人たちが祖父母と触れ合い、そこからルーツを汲み取り、前進していく力を得るようにと望まれた。

 アルゼンチンの詩人、フランシスコ・ルイス・ベルナルディスの詩を思い起こしながら、教皇は「木に咲く花は地の中から来るもの」、その根とはすなわち祖父母である、と話した。

 また、教皇は、修道者の立場からの助言として、修道生活において高齢の会員らを「修道会の叡智」「奉献生活の祖父母」として大切にし、若い修道者や志願者らがお年寄りの修道者たちから多くの経験を学び、豊かな支えを得ることができるよう願われた。

 教皇は、それぞれの人が各自の祖父母、天国にいる祖父母や健在な祖父母たちを思い、そこから受け取った多くのことに感謝するよう招かれた。

24 7月 2022, 13:42