教皇、7月3日にバチカンでコンゴ民主共和国出身者らとミサ
教皇フランシスコは、6月13日、アフリカ宣教会の会員らとお会いになった。
アフリカ宣教会は、1868年、当時アルジェリアのアルジェ大司教であったシャルル・ラヴィジェリ枢機卿(1825-1892)によって創立された、「アフリカに生まれた、アフリカのための」宣教会。
同宣教会は、先月からローマの本部で総会を開催、この日、教皇との出会いのためバチカン宮殿を訪れた。
教皇は、同宣教会の総会参加者への挨拶で、今年7月上旬に予定されていたコンゴ民主共和国と南スーダンへの司牧訪問を治療中の膝のために延期せざるを得なかったことを、非常に残念である、と述べられた。
「実際、この歳で宣教に出発するのは簡単ではない」と教皇はユーモアをもって話しながら、「皆さんの祈りと模範に元気づけられ、いつも思っているこれらの国の人々に会いに行ける日を信頼して待っている」と語られた。
そして、教皇は、コンゴ民主共和国の首都キンシャサでミサを捧げることになっていた、来る7月3日(日)、バチカンでローマ在住の同国出身者らとミサを祝うつもりである、と告げられ、「キンシャサを、サン・ピエトロに持って行こう」と話された。
教皇は、アフリカ宣教会の今総会のテーマ、「預言的証しとしての宣教」に触れつつ、世界の変化と共にアフリカも変化していくが、創立者ラヴィジェリ枢機卿のカリスマから、キリストとその福音に基づく宣教の意味と力を汲み取り続けるよう会員らを励まされた。
「あなたがたは使徒、使徒以外の何者でもない」というラヴィジェリ枢機卿の言葉を思い起こしながら、教皇は「使徒とは証し人である」と強調。証しとは「祈りと兄弟愛」、すなわち「神に向けて開く心と、兄弟姉妹に開かれた心」に要約できると説かれた。
教皇は「アフリカの聖母」の保護に同宣教会の関係者を託して祈られた。