教理省組織再編:各担当責任者を置く二部門構成に
教皇フランシスコは、自発教令を通し、教皇庁教理省の組織の再編を行われた。
教皇フランシスコは、2月14日、自発教令の形の使徒的書簡「フィデム・セルヴァーレ」を発表、これを通し教皇庁教理省の組織の再編を行われた。
「教理省の内部の組織の変更」を目的としたこの教令で、教皇は同省を二つのセクション、「教理部門」と「規律部門」に分け、同省長官を補助する次官やその他の管理職を、それぞれの部門に設ける旨を説明した。
「教理部門」は、教理部を通して、信仰と倫理の教えの推進と保護に関する事柄を扱う。また、福音宣教に奉仕するための知性と信仰の伝達を高める研究を促進する。
「規律部門」は、規律部を通して、同省に託された罪の件を扱う。これらの件は同省内に設置された最高裁判所の司法権を介して取り扱われる。
同部門は、同省が司法の公正な管理を進めることができるよう、教会法の規則に沿った手続きを整え、作成する。
また、同部門は、担当司教や教会法関係者に同省が与える育成の機会を推進し、それぞれの専門分野に対する教会法の理解と適用を助ける。
2022年2月11日付のこの教令は、同年2月14日より施行される。
14 2月 2022, 16:28