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教皇、国際障害者デーに向けメッセージ 教皇、国際障害者デーに向けメッセージ  (©Minerva Studio - stock.adobe.com)

教皇「違いを豊さとして生きることを可能にするイエスの友情」

教皇フランシスコは、国際障害者デーに向け、メッセージをおくられた。

 教皇フランシスコは、2021年度の国際障害者デーに先立ち、メッセージをおくられた。

 国際障害者デーは、国連が定める記念日で、12月3日に記念される。

 教皇は障害を持つすべての人に向けたメッセージで、「あなたがたはわたしの友である」(ヨハネ15,14)というイエスの言葉を示しながら、教会は皆さんを愛し、福音宣教の使命のために皆さん一人ひとりを必要としている、と呼びかけられた。

 最後の晩餐でイエスご自身が弟子たちに「あなたがたはわたしの友である」言われたように、イエスはわたしたちの友である、と教皇は強調。

 イエスとの友情は解くことのできないものであり、たとえイエスが沈黙しているかのように思われる時でも、イエスがわたしたちを見捨てることは決してない、と述べられた。

 また、実際、イエスとの個人的で信頼に満ちた友情は、すべての人が体験する自らの限界を受け入れ、自分の状況と和解して生きるための霊的な鍵である、と説いている。

 教皇は、偏見や無知、一人ひとりのかけがえのない価値を理解できない文化を原因とする差別がいまだ社会生活の様々なレベルで存在することを注視。教会においては、秘跡に与ることを妨げるなど、霊的配慮の欠如は最悪の差別であると述べた。

 こうした教会内の差別に対し、すべての人に与えられるイエスの友情は、わたしたちを救い、違いを豊さとして生きることを可能にしてくれる、と説かれた。

 また、イエスの友情は、わたしたちを試練の時から守ってくれる、と教皇は述べ、新型コロナウイルスによるパンデミック危機が特に障害者の人々に与えている困難や不便を思いつつ、ご自身と教会の寄り添いを表明された。

 わたしたちキリスト者の召命もまたイエスの友情から生まれたものであり、イエスはわたしたちが出かけて行って実を結び、その実が残るようにと私たちを選ばれた(参照ヨハネ15,16)。イエスはわたしたち一人ひとりの幸福と聖性を願っておられ、その御言葉はわたしたちを慰めると同時に、回心へと招いている、と教皇は記された。

 教皇は、福音書に語られる、障害のある人々とイエスとの出会いにおいて、これらの人々の人生がイエスによって深く変えられ、彼らがイエスの証し人となっていったことを思い起こされた。

 主はご自身に信頼する人々の祈りを注意深く聞かれる、と述べた教皇は、特にこのパンデミックの時代、皆が共にこの危機を抜け出せるように祈って欲しいと、「祈り」のミッションを一人ひとりに託された。

 

25 11月 2021, 15:02