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教皇フランシスコ 2013年9月 ローマの難民支援センター「チェントロ・アスタッリ」訪問で 教皇フランシスコ 2013年9月 ローマの難民支援センター「チェントロ・アスタッリ」訪問で 

「今こそ連帯の地で生きる時」教皇、難民テーマの写真展に

教皇フランシスコは、ローマの難民支援センター設立40周年記念の写真展にメッセージをおくられた。

 教皇フランシスコは、ローマ市内の難民支援センター「チェントロ・アスタッリ」の

 設立40周年を記念する写真展にメッセージをおくられた。

 「チェントロ・アスタッリ」は、イエズス会難民サービス(Jesuit Refugee Service)のイタリアの拠点として、1981年の設立以来、難民たちに寄添い、奉仕し、その権利を守るために支援を行なってきた。

 同センターの設立40周年を記念し、このたびローマのサンタンドレア・アル・クイリナーレ教会で写真展(11月16日〜11月28日)が開かれた。

 「未来を向く」と題されたこの展覧会では、チェントロ・アスタッリで支援を受けた20人の難民の肖像と共に、一人ひとりのストーリーが紹介されている。

 教皇はこの写真展の開催に寄せたメッセージで、この40年間にチェントロ・アスタッリを訪れたすべての難民に言葉を向けられた。

 40年という数字に、約束の地を目指したイスラエルの民の40年にわたる砂漠の歩みを連想された教皇は、現代のここ40年の人類の歩みもまた平坦なものではなく、祖国から逃げることを余儀なくされる人々の数は増える一方である、と記された。

 戦争の恐ろしさ、自由や権利がない状態、旱魃や水の汚染などを身をもって知るこれらの人々が、才能や能力をもって夢や希望を実現するための安全な場所を求めて歩み出さざるを得なかった状況に教皇は思いをはせられた。

しかしながら、難民たちのこの歩みは、多くの場合、真の解放ではなく、これらの人々がしばしば出会うのは、人類の砂漠ともいえる、人間関係を干上がらせる、広がる無関心であった、と述べられた。

 一方で、教皇は、この40年間に「より大きなわたしたちに向かって」新しい民として共に歩むことを夢見させる多くの希望もあった、と指摘。充実した幸福な人生への願いに支えられ、非常な困難にも勇気をもって立ち向かう難民たち、そして、これらの難民のために時間とエネルギーを惜しまない多くの善意の人々の存在を示された。

 今、わたしたちも約束の地で生きるべき時が来た、と述べた教皇は、それは互いが助け合う連帯の地、兄弟同士からなる共通の家で生きる時である、と強調された。

16 11月 2021, 16:11