検索

Vatican News

教皇、アッシジで貧しい人々との出会い

教皇フランシスコは、イタリア・アッシジで貧しい人々との出会いを持たれた。

 教皇フランシスコは、11月12日(金)、イタリア中部アッシジを訪問、貧しい人々との出会いを持たれた。

 この集いは、来る14日(日)に記念される「第5回貧しい人々のための世界祈願日」を機会に行われたもの。

 「貧しい人々のための世界祈願日」は、現教皇によって、2017年に制定されたカトリック教会の記念日で、最も貧しく助けを必要とする人たちへのキリストの愛をより具体的に証しすることを目的としている。この祈願日は、典礼暦の年間第33主日に記念される。

 12日朝、アッシジに到着された教皇は、最初に、聖キアラ修道院を訪れ、修道女たちとお会いになった。

 そして、教皇は集いの会場であるサンタ・マリア・デリ・アンジェリ聖堂に向かわれた。

 聖堂外の広場には、ウンブリア諸教区およびローマの教区のカリタスや教会系組織で支援を受けている、ヨーロッパ各地を出身とするおよそ500名の貧困の状態にある人々をはじめ、地元の信者たちや、各地からの巡礼団など、大勢の人々が集い、合唱や演奏、手紙や絵画などを通し、思い思いの方法で教皇を歓迎した。

 教皇はこれらの人々と温かい交流を持たれる中、参加者代表から、巡礼者の象徴であるマントと杖を受け取られた。

 サンタ・マリア・デリ・アンジェリ聖堂に入られた教皇は、最初に、同聖堂内に保管される小聖堂で、聖フランシスコの生涯と最も結びついた場所の一つ「ポルツィウンコラ」の中で祈りの時を持たれた。

 「ポルツィウンコラ」は、聖フランシスコが兄弟修道者や多くの貧しい人々たちを好んで迎えた場所であり、聖クララが神への自らの奉献を決意した場所でもある。

 教皇はこの訪問で、「ポルツィウンコラ」から採られた一つの石を祝別された。この石は、クロアチア・フィウメのフランシスコ会第三会によって2007年に創立された、ホームレスの人々のための施設「聖フランシスコの薔薇」の代表者らに贈られた。

 続いて、本堂で行われた教皇と貧しい人々との出会いでは、孤独や、薬物依存、暴力、自己と他者への憎悪、失業、経済的困難、病気など、代表の参加者らが語るそれぞれのストーリーと信仰体験の一つひとつに、教皇は深く耳を傾けられた。

 これらの人々の中で、アフガニスタン難民の夫妻は、イタリア政府とカリタスの支援に感謝を表しつつ、離散した家族たちの身の上を案じていた。

 教皇は、今が、多くの家族が体験している不平等に目を開き、仕事のない人、飢えた子どもたち、隷属状態にある人々、遭難の危険を冒して海を渡る人々、女性をはじめ、あらゆる暴力の犠牲者たちに、尊厳を取り戻させるために皆が努力すべき時、と話された。

 そして、今こそ、無関心を打ち破り、出会いと対話の素晴らしさを再び見出し、互いに助け合うべき時、と強調された。

 最後に、教皇は参加者らと共に祈られた。

 集いの終了後、参加者らは教皇からの贈り物を受け取り、アッシジの司教らによって、昼食に招待された。

 アッシジを後にした教皇は、同じくウンブリア地方の町、スペッロのクララ会修道院に立ち寄られた。教皇は修道女らと昼食を共にされたのち、バチカンに戻られた。

12 11月 2021, 16:04