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諸宗教指導者らによる平和祈祷集会 2021年10月7日 ローマ・コロッセオ地区 諸宗教指導者らによる平和祈祷集会 2021年10月7日 ローマ・コロッセオ地区  (Vatican Media)

教皇「平和は合意や言葉でなく、心の態度」

教皇フランシスコは、ローマ市内コロッセオで行われた諸宗教指導者らとの平和祈願集会に出席された。

 教皇フランシスコは、ローマ市内のコロッセオで、諸宗教指導者らと共に平和のために祈られた。

 教皇は、10月7日(木)午後、カトリック団体、聖エジディオ共同体が主催した「第35回平和のための祈祷集会」(タイトル「兄弟としての諸民族、地球の未来:対話する宗教と文化」)の閉会行事に出席された。

 コロッセオとコンスタンティヌス凱旋門を背景に行われた集いには、エキュメニカル総主教バルトロメオス1世、アルメニア使徒教会の総主教・カトリコス、カレキン2世、アル=アズハル・モスクのグランド・イマーム、アフマド・アル・タイーブ師、また、ユダヤ教、仏教、ヒンズー教などの諸宗教の指導者、そして、ドイツのメルケル首相をはじめとする政治家たちが参加した。

 教皇は集いの中の言葉で、間近にそびえる古代ローマの円形闘技場コロッセオに言及。古代、コロッセオでは人や動物が闘わされ、そこでは多くのいのちが失われたが、今日でも暴力や戦争、兄弟殺しを、わたしたちは遠くから眺め、自分たちはその苦しみとは無関係であるかのように思い込んでいる、と指摘された。

 人々の生活、子どもたちのいのちがもてあそばれている状況に無関心でいることが決してあってはならない、と述べた教皇は、他者の苦しみを見世物にはするが、同情することはない今日の社会において、わたしたちが同じ人間であることを認め、共感し、憐れむ心を育てることが大切、と説かれた。

 平和は取り付けるべき合意や、単なる言葉ではなく、「心の態度」である、と教皇は話し、「平和は正義から生まれ、兄弟愛のうちに成長し、無償性を生きるもの」と強調された。

 そして、教皇は、平和の名において、すべての宗教から原理主義や兄弟を敵にするほのめかしの誘惑を取り除こう、と呼びかけられた。

 集いの後半、参加者らはパンデミックと、戦争、テロリズム、暴力のすべての犠牲者を思い起こし、黙とうを行った。

 ローマからの平和アピールが読み上げられた後、それが世界に届くよう、教皇をはじめ諸宗教リーダーたちから、様々な国の子どもたちにオリーブの小枝と共にアピール文が手渡された。

07 10月 2021, 19:25