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教皇フランシスコ、ローマ生物医学大学基金の関係者と  2021年10月18日 バチカン宮殿 教皇フランシスコ、ローマ生物医学大学基金の関係者と 2021年10月18日 バチカン宮殿  (Vatican Media)

「病者の治療と共に人間の尊厳のケアを」教皇、医療関係者に

教皇フランシスコは、ローマ生物医学大学基金の関係者とお会いになった。

 教皇フランシスコは、10月18日、ローマ生物医学大学基金の関係者とお会いになった。

 ローマ生物医学大学(Rome Biomedical Campus University)は、オプスディ関係者による、キリスト教的な奉仕の精神の下に病気や人間の苦しみの現実に回答を与えることを目的とした大学病院設立の計画をきっかけに、1993年に創立された。翌年には大学附属総合病院が開設された。

 教皇は同大学基金関係者への挨拶で、何よりも病者を第一に、という精神が医学の分野の本質であり、真に統合的・人間的な治療の基本、と強調。毎日、人間としての患者に統合的視点から奉仕する、同大学基金関係者に心からの感謝を表された。

 すべての医療機関、特にキリスト教的精神を柱とする施設は、病者の治療にあたるだけでなく、医者と患者の関係を超えた、受け入れ、助け合う関係を築き、いわば人間の尊厳のケアをする場所となるべき、と教皇は話された。

 また、科学のないケアは虚しく、ケアのない科学は不毛である、と述べた教皇は、科学といたわりの心が共にある時、医学は、頭と心、知識と憐れみ、プロフェッショナル性と信仰心、専門性と共感を合わせた一つの技となる、と語られた。

 科学とその統合的な適用を推進すると同時に、状況に配慮したケアを確立し、医療的文化を育てる、という使命を示された教皇は、カトリック系の医療機関が「外に出ていく教会」の表現として、この意味においてより活動的であることを願われた。

 

18 10月 2021, 17:18