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「愛とは、忠実・恵み・責任」教皇、スロバキアの若者たちに

スロバキア訪問3日目、教皇フランシスコは、東部のコシツエで若者との集いを主宰された。

 スロバキアを訪れている教皇フランシスコは、9月14日(火)、東部コシツエの競技場で、同国の若者たちとお会いになった。

 会場には、スロバキア全国から2万5千人以上の参加者が詰めかけ、歌や演奏で教皇を迎えた。教皇は特別車で競技場を一巡され、若者たちの歓声に応えられた。

 この集いでは、福者アンナ・コレサロヴァ(おとめ殉教者、1928-1944)が思い起こされた。福者アンナは、第二次世界大戦中、貞潔を守るためにソビエト兵に抵抗し、殺害された。2018年9月、この競技場で列福式がとり行われた。

 舞台では、代表の若者たちがそれぞれの信仰体験を語ると共に、教皇の助言を求めた。

 ある若い夫婦は、出会った頃に、福者アンナ・コレサロヴァの墓に一緒に巡礼に行った、というエピソードを話した。そして、福者アンナのおかげで貞潔の価値を再発見し、婚約中もその価値を守った、と語り、今日の若者たちが貞潔な愛の価値を信じるにはどうしたらいいか、と尋ねた。

 教皇は、愛は人生で最も大きな夢であり、素晴らしいものであるが、決して容易ではなく、見かけにとらわれない、新しい眼差しが必要である、と話された。

 「愛をありきたりのものにしてはいけません」と教皇は述べ、「なぜなら、愛は情熱や感情だけではなく、忠実、恵み、責任でもあるからです」と教えられた。

 一時の仮の状態を好む今日の文化に対抗して、一生をかけて自分のすべてをもって愛することは、真の革命ともいえること、と教皇は語った。

 教皇は、イエスの十字架に、無限の愛と、最後まで自分のいのちを与え抜く勇気を見つめるように招くと共に、福者アンナを、わたしたちに高きを目指すよう呼びかける愛の英雄として示された。

 ある若い女性は、告解の体験を通して人生が変わったと話し、その時、イエスが十字架にかかられたのは自分のためであることがわかった、と振り返った。そして、どうしたら若者たちが神のいつくしみに向かうことができるか、と質問した。

 この質問に対し、教皇は、若者たちに「皆さんが告解に行く時に、何を考えていますか」と逆に問いかけた。

 教皇は、「きっと皆さんは告白すべき罪のことを考えているでしょう。でも、ゆるしの秘跡の中心にあるものは罪でしょうか。その中心にあるものは、罪ですか、それともすべての罪をゆるされる御父ですか」と尋ねつつ、懲らしめを受ける者のように告解に行くのではなく、御父の抱擁を受けるために駆け寄る子のように行くべき、と説かれた。

 「神はわたしたちをあらゆる状況から引き上げ、わたしたちのすべて罪をゆるしてくださいます」と、教皇は若者たちを勇気づけられた。

14 9月 2021, 20:52