ビデオ:教皇、世界のお年寄りたちと神に感謝の祈り
7月25日(日)、カトリック教会の第1回目の「祖父母と高齢者のための世界祈願日」が記念される。
バチカンでは、同日イタリア時間午前10時(日本時間17時)より、聖ペトロ大聖堂で教皇庁新福音化推進評議会議長サルバトーレ・フィジケッラ大司教によるミサが捧げられる。このミサには、教区や様々な組織で高齢者司牧に携わる人々と共に、孫に付き添われたお年寄りたちも参列する。
この第1回目の記念日のために、教皇庁信徒・家庭・いのち省は、教皇フランシスコと世界のお年寄りたちが共に祈るビデオを発表した。この中では、世界で最も高齢の司教である、ローラン・ノエル司教(101歳)も参加している。
同ビデオを通し、教皇フランシスコは、各国のお年寄りたちと心を合わせ、神に感謝し、信頼を寄せる祈りを、次のように捧げている。
「(教皇の祈り)
主よ、孤独の時も、あなたがおいでになることの慰めを感謝します。
あなたはわたしの希望、わたしの信頼です。
若い時から、あなたはわたしの岩、わたしの砦です。
(以下、各国のお年寄りたちの祈り)
わたしに家族を与えてくださったことを、
長い人生という祝福を与えてくださったことを感謝します。
喜びの時も、困難の時も、あなたに感謝します。
実現した夢に、そしてまだ目の前にある夢に、感謝します。
この新たな実り多い時間にわたしを召してくださったことに感謝します。
主よ、わたしの信仰を増してください。
わたしをあなたの平和の道具としてください。
わたしよりも苦しんでいる人を受け入れることを、
夢をあきらめないことを、
あなたの素晴らしさを新しい世代に語ることを教えてください。
教皇フランシスコと教会を守ってください。
地の果てまで福音の光が届きますように。
主よ、あなたの霊をおくり、世界を新たにしてください。
パンデミックの嵐を静めてください。
貧しい人をなぐさめ、すべての戦争を終わらせてください。
無力な時、わたしを支えてください。
あなたがくださるすべての時を
満たされて生きる力をお与えください。
世の終わりまで、
あなたがいつも一緒にいてくださるという確信のうちに。
アーメン。」