イラクの市場でテロ:教皇「和解の努力が暴力にまさるように」
教皇フランシスコは、イラク首都バグダッドの市場で起きた自爆テロの犠牲者を悼まれた。
イラクの首都バグダッド東部サドルシティの市場で、7月19日、自爆テロとみられる爆発が起きた。この爆発により、少なくとも35人が死亡、60人以上が負傷した。翌20日よりイスラム教の犠牲祭の期間に入ることから、市場は大勢の市民でにぎわっていた。
教皇フランシスコは、バチカン国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿を通し、駐イラク・バチカン大使ミティア・レスコヴァル大司教に宛てた電報で、この事件で多くの人々の命が失われたことに深い悲しみを表された。
教皇は犠牲者の冥福を祈ると共に、犠牲者の遺族や友人たちに思いを寄せられた。
そして、教皇は、あらゆる暴力に対し、イラクの和解と平和のために取り組み推進する人々の努力がまさるようにと祈られた。
21 7月 2021, 10:24