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教皇フランシスコ、教皇庁東方教会支援事業会議の総会参加者と  2021年6月24日 教皇フランシスコ、教皇庁東方教会支援事業会議の総会参加者と  2021年6月24日  (Vatican Media)

「聖地に平和の虹を」教皇、東方教会支援事業会議関係者と

教皇フランシスコは、教皇庁東方教会支援事業会議の総会参加者とお会いになった。

 教皇フランシスコは、6月24日、教皇庁東方教会援助事業会議のメンバーとお会いになった。

 東方教会省(長官:レオナルド・サンドリ枢機卿)の管轄下にある同組織は、6月21日より、第94回総会を開催していた。会議は中東やアフリカから多くの関係者・専門家を招き、聖地問題のほか、エチオピア、アルメニア、ジョージアなど、中東域の状況を広く見渡した。

 バチカン宮殿で行われた総会参加者との集いで、教皇は今年3月のイラク司牧訪問を思い起し、念願であったこの訪問の実現に協力したすべての人に感謝された。

 教皇は、この一年間の東方教会援助事業会議の活動を振り返る中、昨年8月4日にベイルート港で発生した大規模爆発後の支援対応に言及。来る7月1日、バチカンで、レバノンのキリスト教諸共同体の指導者らと「レバノンの憂慮される情勢について考察し、平和と安定の賜物を祈る一日」を行うにあたり、この集いのために聖霊の導きを祈って欲しいと願われた。

 聖地の状況に目を向けた教皇は、イスラエルとパレスチナの間に平和の虹がかかることを望まれる一方で、その空に死と恐怖をもたらす武器の轟音が響くことに遺憾の念を表された。

 パンデミックによる経済危機と、人々が聖地に巡礼できなかった影響で、2020年度の「聖地のための献金」が前年のおよそ半分に減少したことを受け、教皇は聖地の教会や人々への連帯のために使われるこの献金の重要さをアピールされた。

 10年にわたる内戦で多くの犠牲者と避難民を出し続けるシリアの状況を心に留める教皇は、当事者らがそれぞれの論理から抜け出し、傷ついた国の善と復興のために勇気ある決断をする必要を指摘された。

 また、教皇はエチオピアのティグレ州における内戦を憂慮され、民族間の争いと権力闘争に対し、回勅「フラテッリ・トゥッティ」のメッセージを改めて提示された。

 最後に、教皇は2016年のアルメニア訪問でアルメニア使徒教会における全アルメニアの最高総主教・カトリコス、カレキン2世と平和の象徴である鳩を空に放ったことを振り返ると共に、最近の紛争でコーカサス地方の平和が再び傷つけられたことを残念に思われた。

 教皇は、今回の東方教会支援事業会議の総会で特にアルメニア、ジョージアの状況に光が当てられたことに触れ、これらの国々でカトリック共同体が福音的生活のしるし・パン種であり続けるよう希望された。

24 6月 2021, 14:52