児童労働反対世界デー:教皇「現代の奴隷制をなくす努力を」
教皇フランシスコは、児童労働者たちの存在を思い起こされ、この現代の奴隷制をなくすための努力を訴えられた。
教皇フランシスコは、6月13日(日)の正午の祈りで、前日12日に記念された「児童労働反対世界デー」に言及された。
教皇は、「遊び、勉強し、夢をいだく権利を奪われた、搾取された子どもたちを前に、見て見ないふりをすることはできない」と強調された。
国際労働機関(ILO)によれば、今日、労働のために搾取されている児童労働者の数は、1億5千万人を超える、と紹介された教皇は、おおよそに言って、スペイン、フランス、イタリアの人口を合わせたほどの数の子どもたちが今日こうした状況に置かれていることは、悲劇である、と話された。
教皇は、労働に搾取され苦しむ子どもたちを思い、皆で力を合わせ、この現代の奴隷制をなくすために取り組もう、と呼びかけられた。
13 6月 2021, 17:38