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教皇フランシスコと移民たちとの出会い 2017年10月1日 イタリア・ボローニャ訪問で 教皇フランシスコと移民たちとの出会い 2017年10月1日 イタリア・ボローニャ訪問で 

「ただ一つの『わたしたち』に」移民・難民の日に教皇メッセージ

教皇フランシスコは、カトリック教会の「第107回世界移民・難民の日」に向け、メッセージを発表された。

 カトリック教会の「第107回世界移民・難民の日」が、9月26日(日)に記念される。

 2021年度のテーマは「より大きな『わたしたち』に向かって」(仮訳)。

 教皇フランシスコは、同記念日に先立ち、メッセージを発表された。

 これを通し、教皇は、回勅「フラテッリ・トゥッティ」で述べた、パンデミック後の世界が消費主義や利己主義に再び陥ることなく、より正義と、平和、受容性に満ちたものとなるようにとの思いを改めて示された。

 教皇は、救いの歴史は最初から最後まで「わたしたち」を見つめ、その中心には「すべての人を一つにしてください」と祈り、死に、復活されたキリストの神秘があるが、今日、神が望まれたその「わたしたち」は壊れ、傷つき、歪められてしまった、と指摘。

 この傾向は、特に現在のパンデミック危機においてより顕著であり、閉じた国家主義や極端な個人主義が「わたしたち」を分裂させたことに対し、その代償を払うのは「わたしたち以外の人」すなわち外国人、移民、疎外された人々である、と述べている。

 実際には、わたしたちは同じ舟に乗り合わせており、互いが「他人」ではない、ただ一つの「わたしたち」となるように招かれている、と教皇は記された。

 いかなる時代においても生きるべき「カトリック教会の普遍性」を強調された教皇は、外国人・移民・難民がもたらす多様性との出会いと異文化対話の中で、わたしたちは教会として成長し、相互に豊かになるためのチャンスを与えられている、と述べられた。

 「行って、『天の国は近づいた』と宣べ伝えなさい。病人をいやし、死者を生き返らせ、重い皮膚病を患っている人を清くし、悪霊を追い払いなさい。ただで受けたのだから、ただで与えなさい」(マタイ10,7-8)という、イエス・キリストが弟子たちに託した使命に従い、一人ひとりが自分の置かれた共同体から出発し、より共にある教会を目指し取り組むよう、教皇はすべての信者らに呼びかけられた。

 教皇はメッセージの最後に、教会と共同体の「わたしたち」の中に迎えられたあらゆる難民に対する受け入れの行為を祝してください、と神に願いつつ、わたしたちの地球がすべての兄弟姉妹の共通の家となるように、と祈られている。

06 5月 2021, 11:36