教皇、広報省を訪問「人々に届く、創造性ある仕事を」
教皇フランシスコは、5月24日、バチカンの広報省を訪問された。
教皇のこの訪問は、教皇庁のメディアである「オッセルバトーレ・ロマーノ紙」の創刊160周年、および「バチカン放送局」開局90周年を記念して行われた。
広報省に到着された教皇は、パオロ・ルッフィーニ長官に迎えられ、バチカンのメディア関係者との出会いを持たれた。
最初に「オッセルバトーレ・ロマーノ紙」編集部を訪れた教皇は、編集会議室で記事や写真と共に同紙のページが組まれていく様子をコンピューターでご覧になった。
「オッセルバトーレ・ロマーノ紙」は、日刊のイタリア語版はもとより、多言語で編集・制作されている。教皇は、編集者たちから、週刊の英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語版、月刊のポーランド語版などの、各版の説明を受けられた。
この後、教皇は広報省の中にある礼拝堂で、職員たちと祈りの時を持たれた。
次に、教皇は「バチカン放送局」のスタッフたちとお会いになった。
教皇は各国語の番組制作者たちと言葉を交わされた後、放送中のスタジオに入り、イタリア語番組のジャーナリストたちと共に、マイクに向かわれた。
この席で教皇は、教会のメディアの仕事に関わる人々に感謝を述べ、どれだけ多くの人にイエスのメッセージが届いているかを常に意識しながら、これからも仕事に励んでほしいと述べられた。
続いて、教皇はバチカンの広報とメディアを支える、技術部をはじめとする様々な部門の職員らと交流された。
最後に、教皇は、インターネットのニュースサイト「バチカン・ニュース」やソーシャルメディアなど、マルチメディアを通し広報に携わる、様々な国・言語の編集者たちと出会った。
教皇は、バチカンのメディアがより効果的かつ自由に創造性ある仕事を進めていくことができるよう、編集者らを力づけられた。