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聖金曜日:十字架の道行き、子どもたちの眼差しと共に

「聖金曜日」夜、教皇フランシスコと子どもたちの参加のもと、バチカンで「十字架の道行」がとり行われた。

 「聖金曜日」4月2日の夜、教皇フランシスコと子どもたちによる「十字架の道行」が、とり行われた。

 「聖金曜日」は、キリストの受難と死を記念する、復活祭直前の金曜日をいう。

 「十字架の道行」は、イエスの死刑宣告から、十字架上の死、墓への埋葬までを、14の留(場面)とし、各場面を黙想し、祈る、伝統的な信心業。

 毎年聖金曜日、教皇は十字架の道行を、通常、ローマ市内のコロッセオで主宰されてきたが、パンデミックによる制限の中、今年の十字架の道行きは、昨年と同様、バチカンの聖ペトロ広場で規模と参加人数を縮小して行われた。

 教皇による十字架の道行のために、毎年、黙想テキストが準備されるが、今年の黙想は、イタリア中部フォリーニョのボーイスカウト会員らと、ローマのアルデアティーノ地区の小教区で公教要理を学ぶ子どもたちによって書かれた。その内容は、キリストの十字架の道行きを、子どもたちの素直な、生活に直結した視点から観想したものとなった。

 この夜、子どもたちの代表はバチカンで行われた十字架の道行きに実際に参加し、保護者や教会関係者らに付き添われ、十字架とたいまつを掲げ、各留を黙想しながら歩を進めた。さらに、子どもたちは黙想テキストの朗読にも加わった。

 子どもたちは、黙想を通し、コロナウイルスの影響を受け学校に通えない苦しみや、祖父母に会えない寂しさ、制限された生活の中の孤独、家庭の問題などをイエスに友情と信頼をもって語りかけ、自分たちの日々の十字架を、イエスの十字架と重ねた。そして、子どもたちは、「この困難の中で、わたしたちが迷わないように、この暗い夜を照らしてください」と主に祈った。

 最終の第14留で、少女から十字架を受け取られた教皇は、十字架を掲げながら祈り、最後に祝福をおくられた。

03 4月 2021, 11:45