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Vatican News
マリ、ニジェール川で 気候変動や産業利用のため水資源が脅かされている 2021年3月 マリ、ニジェール川で 気候変動や産業利用のため水資源が脅かされている 2021年3月  (AFP or licensors)

生物多様性めぐるフォーラムに教皇のメッセージ

ユネスコが開催した生物多様性をテーマにしたフォーラムに、教皇フランシスコはメッセージを寄せられた。

 ユネスコは、3月24日、生物多様性をテーマにしたフォーラムをオンラインで開催した。

 教皇フランシスコは同フォーラムにメッセージを寄せ、駐ユネスコ・オブザーバー、バチカン代表フランチェスコ・フォッロ師が、会議中、教皇の言葉を読み上げた。

 メッセージの中で教皇は、気候変動との闘いと、貧困との闘いを、互いに複雑に絡み合った二つの問題として提示。この両問題解決のためには、「すべての人、全人類」を中心に据え、連帯の倫理と「政治的慈愛」を伴った、新しい発展のあり方を模索することが必要、と述べた。

 そして、こうしてこそ、「無関心」と「無駄遣い」という名のパンデミックに代わり、真に普遍的な共通善と、本物の愛の文明を推進することができるだろう、と説かれた。

 地球の温暖化が貧しい人々に与える打撃は、わたしたちに今日の社会・環境危機への答えを見出すよう求めている、と述べた教皇は、健康、交通、エネルギー保障、新たな雇用の創出など、貧しい人たちの生活条件を向上させると同時に、わたしたちの共通の家である地球の脆さに対して責任ある行動をとることが大切と語っている。

  教皇は、気候変動問題に団結して取り組み、現在の発展モデルの歪みを是正し、地球温暖化への具体的回答を与えることは、もはや倫理的急務と呼びかけられた。

30 3月 2021, 14:28