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聖ファウスティナ・コヴァルスカ修道女 聖ファウスティナ・コヴァルスカ修道女 

教皇「イエスの愛の炎を世界に伝えよう」

ポーランドのプウォツク教区は、聖ファウスティナ・コヴァルスカ修道女が体験したイエスの出現から90年を記念した。

 聖ファウスティナ・コヴァルスカ修道女の、ポーランド・プウォツクにおけるイエスの出現の体験から、今年で90年を迎えた。

 教皇フランシスコは、2月22日、これを記念したプウォツク教区のピョートル・リベラ司教に宛て、メッセージをおくられた。

 「神のいつくしみの使徒」聖ファウスティナ修道女(1905-1938)は、その33年の生涯に神の多くの啓示を受けたが、1931年2月22日、ポーランド・プウォツクの修道院で体験したイエスの出現と、その時受けた啓示は、神のいつくしみの信心の広がりのために重要な意味を持つものとなった。

 聖ファウスティナがその時目にしたイエスの姿、受けた啓示は、やがて「イエスよ、わたしはあなたに信頼します」という祈りを添えた一枚の御絵となり、世界に広がっていった。

 聖ヨハネ・パウロ二世は、紀元2000年の大聖年にファウスティナ修道女を列聖し、復活祭の直後の日曜日(復活節第二主日)を「神のいつくしみの主日」として制定した。

 教皇フランシスコは、この機会にプウォツク教区司教におくったメッセージで、聖ファウスティナが日記に記した「わたしのいつくしみの泉に寄り頼まない限り、人類は平和を得ることはないだろう」というイエスの言葉を思い起こされた。

 「キリストにいつくしみの恵みを願いましょう」「イエスのもとに帰り、秘跡のうちにイエスの愛といつくしみと出会う勇気を持つことができますように」と記した教皇は、「イエスの寄り添いと優しさを体験してこそ、わたしたちもよりいつくしむことを知り、耐え、赦し、愛することができるでしょう」と強調された。

 「イエスの愛の炎を世界に伝え、人々の間でイエスの現存のしるしとなること」を、教皇はプウォツク教区の特別な挑戦として示し、励ましと祝福をおくられた。

23 2月 2021, 15:10