「米国と全世界に和解と平和を」教皇、バイデン新大統領に
教皇フランシスコは、米大統領に就任したジョー・バイデン大統領にメッセージをおくられた。
教皇フランシスコは、1月20日、第46代米国大統領に就任したジョー・バイデン大統領にメッセージをおくられた。
このメッセージで、教皇はバイデン新大統領に祝意を述べると共に、その高い任務の遂行において、神が賢明と力を与えてくださるようにと祈られた。
教皇は、米国民が、同大統領のリーダーシップのもとに、建国時より同国に啓示を与えてきた政治的・倫理的・宗教的な気高い価値から力を引き出し続けることができるようにと願われた。
同時に、わたしたち人類家族が直面するこの重大な危機において、先見的かつ一貫した対応が求められる中、真の正義と自由を基礎とする社会の構築と、貧しい人・弱い立場の人・声を上げられない人たちをはじめとする、すべての人の権利と尊厳の尊重に配慮した決定を行うことができるよう、教皇は希望された。
教皇は、普遍の共通善を推進するため、理解と和解と平和を米国内と全世界に醸成できるように、すべての叡智と真理の源である神に、その任務の導きを祈られた。
そして、教皇は、大統領とその家族、愛する米国民の上に、神の豊かな祝福を祈願された。
20 1月 2021, 18:48